A・愛知県海部津島に住む有志の母親たちで今回結成したグループです。この”デフ・パペットシアター・ひとみ”の人形劇を一緒に観ることで、ろう者と聴者が区別されることなく、共に楽しむ時間と空間を分かち合えたらと願っています。

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★デフパペ公演実行委員会のあゆみ★


◆◆きっかけ◆◆「2000年6月」
◇「海部津島でなにかができないかなあ」。
◇ある日の午後、某サークルに関わる主婦たちが集まっていた。全員、観劇が好きで、役者の息遣いがわかるような舞台を観るのがこたえられないという。そして、この日も話の中心はやはり舞台のことだった。
◇「以前は、海部津島に「おやこ劇場」があって、多くの劇団を呼んだものよ。会員数が減って閉会したの。今は、名古屋まで行かないと観たい作品が観られない」と「海部おやこ劇場」に長年関わって来たAさんは、懐かしそうに言った。
◇「同感、同感。名古屋に出るのってひとあしあるもの」。
◇「もっと近くで舞台を観たいわねえ」。
三三五五、声が上がる。それだけでは、なんの解決にもならないとわかってはいても、日頃思っていることは同じだ。昼下がりの喫茶店で、舞台の話が熱く語られる。やがてBさんが口火を切った。
◇「それなら、自分たちで劇団を呼ばない?」。
◇結局はそこに行き付くのだと誰もが考えていたが、数人の主婦で大きな劇団を呼べるはずがない。みんなの頭の中では、経費というソロバンをパチパチと大きな音を立てた。しばしの沈黙のあと、それならと話始めたのがCさん。彼女は唯一の職業婦人で、ご主人と共に会社を経営している。
◇「それなら呼ぼうよ。何とかなるわ」。
◇「ええっー」。「だけどそれって大変なことよ」。全員が口々に声をあげた。
◇「大きな劇団を呼ぶと、100万円はかかるし、観客だってどのくらいはいるかわからない。なんと言ってもチケット売りが一番大変なのよ」、何回もチケット売りをしてきた経験がAさんの頭に浮かんだ。
◇そこに集まった主婦たちの中で、舞台を観た回数は誰にも引けを取らないという、Dさんの長男は聴覚障害を持つ小学校4年生だ。Dさんは彼とも多くの舞台を観てきたという。
◇「でもね、私の子どもは、耳が聞こえないの。ふつうのお芝居ではわからないものが多くて。でも、聴覚障害の人でも楽しめる人形劇団があるんだって。どうせならそこを呼びたいわ。そしたら実行委員長でもなんでもやっちゃう」
◇全員の注目をあびたDさん。
◇「じゃあ、やればいいじゃん」。
◇このCさんのひと言で、デフパペ公演実行委員会は、おぼろげながらその輪郭を現した。

◆◆劇団とのタイアップ◆◆「2000年7月24日」
◇一度お会いしたいとのDさんの申し出により、「デフパペットシアターひとみ」のやなせけいこさんとDさんが名古屋市内で会う。
◇海部津島で同劇団の公演をしたいとの意向を伝えたところ、全国各地で同じような実行委員会があることが判明。劇団側から「ともに歩んで行きましょう」と全面的に協力を約束してもらった。

◆◆実行委員会発足◆◆「2000年8月8日」
◇第1回実行委員会を開催。実行委員長は堀田。海部津島で情報誌を製作した「まちネタ探検隊」のメンバーを含む9名の女性スタッフが、実行委員に名乗りをあげた。

◆◆後援申請◆◆「2000年9月から」
◇メンバーが手分けをして、海部津島13市町村、同教育委員会、愛知県、中日新聞本社、海部津島青年会議所への後援申請を行った。
【後援を頂いた行政及び団体】(順不同)
愛知県・津島市・津島市教育委員会・美和町教育委員会・蟹江町・蟹江町教育委員会・十四山村・十四山村教育委員会・弥富町教育委員会・佐織町・佐織町教育委員会・中日新聞本社・海部津島青年会議所

◆◆新たな出会い◆◆「2000年9月15日」
◇デフパペットシアターひとみが、安田海上火災ひまわりホール(名古屋市)で小作品を上演し、メンバー及びジュニア数名が観劇した。同日夜、打ち上げにメンバー3名が参加。「名古屋でデフパペットシアターひとみを観る会」のメンバーとも懇親を深める。

◆◆メーリングリストスタート◆◆「2000年9月22日」
◇「まちネタ探検隊」での連絡手段として大活躍をしたメーリングリストを、メンバーの配偶者の協力でスタートした。パソコンに精通したメンバーもいたが、初心者も、このメーリングリストを通して、徐々にパソコンに親しんだ。2000年3月現在で、1500通ものメールが飛び交う活発な意見交換の場となっている。

◆◆初版チラシ完成◆◆「2000年9月22日」
◇初版チラシが完成。その後、後援が増えるたびに更新し、3月には、第6版を重ねた。

◆◆マスコミデビュー◆◆「2000年9月27日」

◇デフパペ実行委員会のあらましとメンバー募集が海部津島のミニコミ紙ユーキャンに掲載された。

◆◆教えて欲しい〜海部津島青年会議所◆◆「2000年9月28日」
◇主婦だけでは、わからないことも多いと、海部津島青年会議所・稲垣氏を指南役に迎え、後援申請の方法など多くの助言を頂いた。

◆◆歓迎!新しい仲間◆◆「2000年10月13日」
◇ユーキャンを見て共感した新メンバー3名を迎えた。

◆◆「津島産業フェスタ」参加◆◆「2000年10月29日」
◇毎年恒例の「津島産業フェスタ」で、「わくわくたすけあいテント」に「まちネタ探検隊」が参加。同ブースで宣伝を行った。

◆◆「カガミマル」下見◆◆「2000年10月29日」
◇刈谷で開催されたデフパペットシアターひとみの「カガミマル」にメンバー2名が下見に行った。

◆◆歓迎PART2!新しい仲間◆◆「2000年11月2日」
◇メンバーの1人が開催したコンサートで出会った、新しいメンバー1名を迎えた。

◆◆「子どもの虐待防止ネットワークあいち」による市民集会に参加◆◆
「2000年12月7,8日」

◇「子どもの虐待防止ネットワークあいち」主催の市民集会に「まちネタ探検隊」で参加。同ブースで宣伝を行った。

◆◆ウイルス騒ぎ勃発◆◆「2000年12月15日」
◇メンバーから送られたメールに最新ウイルスが添付されていたため、5名のパソコンが感染。メンバーの配偶者の協力により、12月27日時点で無事終焉を迎えた。

◆◆HPデビュー◆◆「2000年12月28日」
◇デフパペ公演実行委員会のホームページが、知人の協力により完成した。3月現在、ヒット数は800余り。
【リンク先】デフパペットシアターひとみ・美和町手話サークル・新着さっぽろ掲示板・多聞の自腹・津島市ボランティアサークル若竹・蟹江町(個人ページ)・NONの部屋・人形劇団むすび座、

◆◆チケット完成◆◆「2001年1月10日」
◇パソコンから印刷をした手作りチケットが完成した。

◆◆「あっぷっぷ」の誕生◆◆「2001年2月3日」
◇デフパペ公演実行委員会の仲間をこのまま残したいとのメンバーの意見が一致。新しい団体名を「あっぷっぷ」として公演終了後も活動を続けることにした。

◆◆マスコミデビュー・その2◆◆「2001年2月17日」
◇中日新聞・朝刊にデフパペ公演実行委員会の記事がメンバーの写真入りで掲載された。

◆◆国営木曽三川公園アクアワールド水郷パークセンターの
「ウインターミーティング」に参加◆◆「2001年2月25日」

◇メンバーの1人がボランティアで活動をしている「国営木曽三川公園アクアワールド水郷パークセンター」の「ウインターミーティング」に「あっぷっぷ」で参加。寸劇で宣伝を行った。

◆◆寸劇・第2弾◆◆「2001年3月2日」
◇メンバーが関っている子育てサークルの集まりに参加し、寸劇で宣伝をした。

◆◆やなせさんと会おう◆◆「2001年3月12日」
◇会場下見のために、神奈川から足を運んで下さるやなせさんとメンバーが、津島市内で夕食をご一緒した。

◆◆「黄色いハンカチ運動」◆◆「2001年3月17日」
◇コンサートを主催やボランティア演奏活動を実施している「ミュージカルチャーなごや」の杉本さんがミーティングに参加。「黄色いハンカチ運動」のしてはどうかとの打診があった。

◆◆七宝町子育てサークル・キッズクラブの「あそぼ」に参加◆◆「2001年3月20日」
◇七宝町総合体育館で、七宝町子育てサークル・キッズクラブ主催の《あそぼ》に参加。宣伝をした。

◆◆当日に向けて◆◆「2001年3月22日」
◇当日座席指定券、当日パンフレットの印刷が完了した。最終の打ち合わせもその場で行った。

◆◆追記◆◆
◇実行委員会が立ち上げってから、約8ヶ月。海部津島や平和町、稲沢の手話サークルをはじめ、各地の人形劇団、津島のボランティアサークル若竹などの多くのサークル、保育園、幼稚園、小・中学校などに、メンバーは手分けをして宣伝に奔走をした。